一歩進んで、絵本の読み聞かせをさらに充実させるための上級アドバイスです。
絵本の読み聞かせは人前に立って観衆を楽しませるという点で、お笑いと似ています。とは言っても、お笑いみたいにボケたりツッこんだり、しないですよね?
…いえ、実は、絵本の読み聞かせにもボケとツッコミがあります。これを意識してできるようになったら、あなたは上級者です。
ポイントは以下の2つです。
(1)ボケ:絵本の中の人
(2)ツッコミ:絵本の外の人
順に説明していきます。
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(1)ボケの立場で読む
お笑いでのボケの立場は「笑い者になる」ことです。ボケの立場で絵本を読むというのは、絵本の登場人物になりきって、子ども達をたのしませるということです。これはすなわち、絵本の中の世界を全面肯定する立場になるということです。自分でジャンプしたり、転がったり、実演する絵本は、ボケの立場で読むのに最適です。
(2)ツッコミの立場で読む
お笑いでのツッコミの立場は「笑いどころを指摘する」ことです。でも、漫才と違って、絵本の読み聞かせは1人でやる事が多いでしょう。この場合の「ボケ」は絵本ということになります。絵本の中に入り込まずに、傍観する立場、すなわち読み聞かせを聞いている子ども達と同じ立場に立って、絵本の世界にツッコミを入れる気持ちで読みましょう。ツッコミといっても「○○って言っちゃったよ!」「なんでやねん!」とかツッコミを入れるという意味ではありません。「びっくりしたね」とか「ええっ、おかしいね!」といった補足の台詞を入れながら読んでみましょう。ナンセンスな絵本とか、難解な絵本などに向いています。
ただ、子どもも少し大きくなってくると、ツッコミ的な視点で読み聞かせを聞いている(「ええー!」とか「違うよー!」とか茶々をいれてくる)ので、そういう場合はボケに徹して、ツッコミは子ども達に任せる方が良いかもしれません。
子どもと距離を保ちたい人はツッコミ、子どもと同じ目線に立ちたい人はボケの立場で読んでみてはいかがでしょうか。
次回はいよいよ最終回、読み聞かせをする上で発生する非常事態に対処する方法をご紹介します。
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